3700XとB350GT3

デュアルシステムPCのサブ用に発注した3700Xがやっときますた。
今回はBIOSTARのMATXママン:B350GT3で動かしてみました。
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マレーシア産

#米尼の梱包に日本品質を求めてはいけない(# ゚Д゚)

■ 更新履歴
8/5 初版(書きかけ)

■ 検証環境

動作環境は下記の通りです。
M/BBIOSTAR B350GT3
BIOS
B35AS723.BSS (AGESA ComboPI 1.0.0.3AB)
CPU Cooler
Thermaltake Contac 9
Memory
Crucial  CT2K16G4DFD832A (DDR4-3200)
ADATA AD4U2666316G19-D (DDR4-2666)
GPU
(Driver)
MSI GT710 2GD3H LP (431.60)
Chipset Driver1.07.29.0115
SSDintel SSDPEKNW512G8X1
HDDWD WD30EZRX-1TBP
PSUSeasonic SS-750KM3
OSWindows 10 Pro 1903

1st Gen RYZEN用M/BでZEN2を動かすことにおいて、下記2点を注視して検証しました。

1:BIOS(AGESA)更新でまともに動作するか
2:M/B発売時にOC対応していたDDR4-3200が動くか

ZEN2が発売されて1月が立ちますが、AGESAが1.0.0.1、1.0.0.2、1.0.0.3a、1.0.0.3ab、1.0.0.3aba、1.0.0.3abbと立て続けにリリースされたり、ブーストの調整ドライバがリリースされたりと、まだBIOS・ドライバがこなれていない感じがしますので、検証には8/5時点での最新版を使用しました。メモリを1st Gen RYZENが対応してるDDR4-2666に加え、3rd Gen RYZENが対応するDDR4-3200を使ってみました。

■ 最新BIOSでの変化

BIOSを1.0.0.3ABに更新して3700Xを使うと一部の項目に変化が生じました。
#以前はこちら→B350GT3 Part2

●Advanced→AMD CBS
b350gt3_zen2_advanced.png
内容が大きく変わったのがAdvanced内の「AMD CBS」でした。

b350gt3_zen2_adv_cbs.png
項目自体はそう変化がないように見えますが、大きく変化のあったところをピックアップしてみます。

・「CPU Common Options」
b350gt3_zen2_adv_cbs_cpu.png
「Performance」でCPUダイあたりの有効コア数を設定可能です。

特徴的なのが「CCD Control」、CPUダイが2個ある3900X/3950Xでは動作させるCPUダイをコントロールできそうです。(このあたりは3950Xを導入したときに再検証してみます)
また以前から存在していた標準の8コア動作に加え、2コア、4コア、6コアの動作も可能です。

b350gt3_zen2_adv_cbs_cpu_pref.png
「Prefetcher」は以前から変わりません。

b350gt3_zen2_adv_cbs_cpu_watch.png
新たに「Core Watchdog Timer」機能がついたようです。

・「DF Common Options」
b350gt3_zen2_adv_cbs_df.png
「DF」内にある「Link」では、

b350gt3_zen2_adv_cbs_df_link2.jpg b350gt3_zen2_adv_cbs_df_link3.jpg
「4/3-link xGMI max speed」という謎の項目があります。(Infinity Fabricを指すのでしょうか?)

・「UMC Common Options」
この中の「ECC Configuration」でECCメモリの有効・無効できます。(デフォではAutoになってます)

・「NBIO Common Options」
b350gt3_zen2_adv_cbs_nbio.png
ここで注目するところは、B350で何故かPrecision Boost Overdriveが使える「XFR Enhancements」とcTDPの設定が行える「SMU Common Options」の2点です。

XFR Enhancements」を選ぶと、英文で「PBO動作ではCPUの保証が切れる」と書いてありますが、これを承諾「Accept」するとPBOの設定が行えるようになります。

b350gt3_zen2_adv_cbs_nbio_smu.png
SMU Common Options」の「cTDP Control」でcTDPを使いたい場合は、「Manual」にしてターゲットTDPを数値で入力するとCPUクロック・コア電圧をBIOSをが自動で調節してくれます。

続いてクロック・電圧周りをいじれる「O.N.E」ではInfinity Fabricのクロックを調整する「FCLK Frequency」が新たに増えました。
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その他はほぼ変化なしでした。
●Main
b350gt3_zen2_main.png

・Advanced→CPU Configuration
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・Advanced→Smart Fan Control
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#このファンコンも相変わらず(;´Д`)

■DDR4-3200(JEDECスタンダード)メモリを挿したときの挙動

おそらくZEN2ユーザに人気であろうJEDEC準拠なDDR4-3200メモリ。今回Crucial製CT2K16G4DFD832Aを用いて挙動を調べてみました。
b350gt3_zen2_onemem1.png
このママンはデフォルトでDDR4-3200メモリをDDR4-2666のクロックで起動させます。おそらくこのママンが初代RYZENの時に発売されたものなので、その仕様の上限:DDR4-2666で起動させる仕様なのでしょう。

B350GT3でDDR4-3200のネイティブクロックで動作させるには手動でクロックを調整します。
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一度クロックの設定をしてやると、特に電圧等を調整せずともSPDを読みに行ってDDR4-3200メモリ(22-22-22-52)として動作する様になりました。
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ただDDR4-3200メモリを2枚指す場合はメモリスロットをDIMMA2DIMMB2に挿さないと動作しませんでした。
間違ってDIMMA1、DIMMB1に挿してDDR4-3200の設定をしてしまうと、何らかの拍子(再起動をかけた時が多い印象)でCMOSクリアをするまで二度と起動しなくなる事がありました( ;∀;)
なおDDR4-2666メモリ:ADATA AD4U2666316G19-DをDIMMA1、DIMMB1に挿した場合には普通に起動しました。何故だ…

b350gt3_zen2_memslot.png
#このマニュアルが曲者で、P11にはデュアルチャネルは(DIMMA1+DIMMB1)、(DIMMA2+DIMMB2)の双方でも使えるように見えますが、P12にあるメモリクロックと挿し方の関係では2枚挿しは(DIMMA2+DIMMB2)となってるんですよねぇ…

■VRMの発熱(デフォヒートシンク)
3700XはTDP65Wなのでそこまで発熱しないと思うのですが、念の為測ってみました。
測定条件は室温28℃で、Aviutlでエンコ中の高負荷時です。

・VRM(CPU)
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・VRM側の固体コン
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ここが一番熱かった…

・VRM(アンコア部)
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・おまけにB350チップセット
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特に気にする必要はないレンジかと思います。

■CPUクロックの挙動
エンコ中とアイドル中の挙動をRYZEN MASTERで見てみました。

・エンコ中
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・エンコ終了5分後
3700xidle.PNG

最新ドライバ(PowerPlan)のおかげもあってかアイドル時はしっかりクロックが下がってました。ただ検証用のクーラー:Contac 9、ZEN2には荷が重いのか80℃オーバーと全然冷えなさすぎです…


■現時点での感想

#検証中



■余談:最新BIOSで鰤(Bristol Ridge)を載せてみたら…

旧世代のAM4ママンでZEN2対応BIOSにした際、BIOSチップの容量問題でBristol Ridgeのサポートを切ったりするモデルが多い中、このZEN2対応BIOSにうpしたB350GT3にA6-9500を載せるとどうなるか試しにやってみたら…

b350gt3_bristol1.png b350gt3_bristol2.png b350gt3_bristol3.png
普通に動作してしまった!

「鰤からZEN2まで対応するなんてBIOSTARやるじゃん!」と思ったのでした。

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