なお、多少同じMCP7A系マザーであるE7AUM-DS2Hとの比較が入ってます。
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更新履歴
'08
11/30 深夜 初版
12/06 一部追加
'09
01/11 一部追加(VISTA)
01/17 誤字修正
01/24 一部追加(ドライバ)
関連リンク
Part1(フォトレポート) → Part2(BIOS・ドライバ) → Part3(ベンチ・使用感)
■BIOS
特に特筆するポイントは無く、極めてノーマルな仕様のBIOSでした。では特徴的な部分へ…。
・Standard CMOS Features
本来ならすっ飛ばすんですが、デフォでFDDが無効になっていたのであえて挙げてみました。時代の流れですねぇ…。
・Advanced BIOS Features
ここもあまり特徴ありませんが、先ほどのFDDがらみの件で取り挙げてみました。FDDを有効にするとなんと普通のマザーにある「boot up floppy seek」に相当する機能も有効になってしまい、しかもBIOSの設定項目に現れないため無効にできません。そのためFDDを付けてる環境だと、ブート時か再起動時にFDDから鳴る「ブゥーガッガッガッ」とあの耳障りな動作音とお付き合いしなければなりません('A`) BIOSバージョンうpで無効にするオプションを付けてくれ…
あともう一つ注意点があり、ブートデバイスでのJMB363接続な光学ドライブの扱いです。通常光学ドライブを指定する際は「CD-ROM」を選べばいいですが、これは内蔵BIOSで認識できた光学ドライブ(具体的にはStandard CMOS Feature一覧で認識されたSATA光学ドライブ)がターゲットです。したがってこのマザーのようなJMB363の外部ROMで認識された光学ドライブでは単に「CD-ROM」を選ぶだけだとブートに失敗します。このためJMB363経由の光学ドライブからブートさせたい場合は「CD-ROM」ではなく「具体的な名称で出てきた光学ドライブ」(例ではPIONEER DVD-RW)を指定します。
・Advanced Chipset Features
以前E7AUMの時にもあったオンボードGPU(GF9300)の動作設定項目で、ここのOnBoard GPUの「Enable IF No Ext GPU」にするとグラボを挿さない限りオンボードGPUが有効になり、「Always Enable」にするとグラボを挿そうが関係なしにオンボードGPUも有効になります。
これも以前の時にもありましたが、「iGPU Frame Buffer Control」をManualにすることオンボードGPU用のフレームバッファサイズを指定できるようになります。設定できる上限値は同じですが、下限値に16MB、32MBとE7AUMの時に比べ少ないサイズのものが選べるようになってました。
あとこのページ内にある「HPET Support」はVISTA用なのでXP環境では無効にしておいたほうが無難です。
・Integrated Peripherals内→Storage Config
このページは主にオンボードSATA/IDEコントローラの設定項目です。このマザーは8つのSATAポートがありますが、制御元が二つあるので順に追っていきます。
写真の「SATA Operation Mode」は青・黒色のSATAポート(nf730iに接続された)のSATA動作モード設定項目です。選択肢にIDE、AHCI、RAIDありますが、「IDE」ではSATAポートがIDE互換モードで動作し、「RAID」ではRAIDモードで、「AHCI」ではNCQ等が使えるAHCIモードで動作するようになります。なおE7AUMの時と同じくチップセットの仕様上AHCI/RAIDでないと青色の2ポートは使えません。
あとLinux用と思われる「Linux AHCI」という項目が通常のAHCIと違う形で用意されてました。
もう一つJMB363に接続された赤いSATAポートがあり、それの動作モードを指定するのが「JMB363 Mode」です。こちらもIDE、AHCI、RAIDの3種類のモードを選べます。
・Integrated Peripherals内→Onboard Devices
このページは主にHD Audioと内蔵GbEの設定です。
まずはHD Audioのタブで4つの選択肢がありますが、「Disabled」は全て無効、「Internal Codec」はHDMI端子用のHD Audio出力を、「External Codec」はオンボードオーディオデバイスのALC888Sを指します。そして最後の「int Codec+ Ext Codec」で両方とも使う設定になります。
具体的な用途だと、HDMI端子で動画を外部モニタへ出力する際は「Int Codec」を有効に、オンボードオーディオを使うなら「Ext Codec」を有効にするといいと思います。
下の「MAC LAN」は内蔵GbE(NVLAN)を使用するなら有効にしましょう。
そして一番下の「P80 Show CPU Temperature」はマザーボード下部の7セグLEDにCPU温度を表示させる設定になります。
こんな感じになり、わざわざモニタリングソフトを起動させずにCPU温度をチェックできてテラ便利!
・PC Health Status内→SmartFan Function
このページはCPUファンコントロールの項目です。
ここの「CPU SmartFan Function」の項目で「Full Speed」でファン全開、「By Duty-Cycle」で指定した割合で定速で回るようになります。
次の「By Temperature」で指定温度によって可変するようになります。写真の例だと20度以下では回転数が30%になり、40-20度の間は50%で動作、60-40度の間は75%で動作し、60度を超えると全開します。
なおこれらの機能は4PinのPWM対応ファンでないと動作しません。またターゲットはCPUファンのみでケースファンは対象外です。
・Frequency/Voltage Control
このページは主にOCに関わるようなクロック・タイミング・電圧に関する設定です。「System Clocks」で現在のFSB・CPUクロックの状態が閲覧できます。
*下記の内容は全てQ9300を乗せた時の値です。
*FSB&Memory Config内
nForceらしくFSB・メモリクロックを非同期にできる「Unlink mode」があり、メモリクロックがFSBの比で引きずられない柔軟な設定が可能になります。
#FSB(400-2500MHz)
#Memory(400-1400MHz)
*Memory Timing Setting内
メモリタイミングの設定項目で、「Expert」にすることで各種項目が弄れるようになります。
#E7AUMとほぼ同じ。
*System Voltages内
このページは各種電圧を調整する項目になります。
#CPU Core
0.00625V間隔で0.5Vから1.9Vまでの間で設定可能です。
#CPU FSB
デフォの1.20Vから0.1V間隔で最大1.5Vまで昇圧可能です。
#Chipset Voltage
デフォの1.1Vから0.1V間隔で最大1.4Vまで昇圧可能です。
#E7AUMより上限が0.1V高いです。
#Memory
デフォの1.80Vから0.025V間隔で最大2.575Vまで昇圧できます。
#CPU PLL
デフォの1.5Vから0.1V間隔で最大1.8Vまで昇圧できます。
#CPU Feature内
主にCPU機能に関する設定項目になります。一番下の「Core Multi-Processing」を無効にするとダイごとのコアが1つ無効になります。(Exxx0シリーズならシングルコア駆動、Qxxx0ならデュアルコア駆動)
#CPU Clock Ratio
CPU倍率設定ですが、倍率ロックフリーな石でないと意味を成さないと思います。
#iGPU Frequency
オンボードGPU(GF9300)のクロック設定です。デフォの450MHzからMAX1000MHzまで設定できます。
試しにGPUクロックをOCしてみたところ、どうもシェーダークロックは1200MHzのままで固定されるようです。
■必要なドライバ類(WinXP・VISTA)
★チップセット(nf730i・SATA・GbE・SMバス・SMU)
これらのデバイスにはnForce Driver Packageが必要です。
#WinXPはこちらの20.09を。
#WinVISTAは32bit版の20.09を、64bit版はこちらの20.09を。
*NVIDIA ディスプレイ ドライバ
#ドライバを入れる前
XP:ビデオ コントローラ(VGA互換)
VISTA:標準 VGA グラフィックス アダプタ
オンボードGPUを使用する場合はこれにチェックを入れます。
注:このパッケージに入っているディスプレイドライバのバージョンは178.33と少々古いので、新しい物を入れたい人はここでチェックは入れずに後から単独でディスプレイドライバ(執筆時最新:181.20)を入れます。
*NVIDIA SMBus ドライバ
*NVIDIA SMU ドライバ
#ドライバを入れる前
XP・VISTA:SM BUS コントローラ・コプロセッサ
これらのデバイスは必須ですので必ずチェックを入れます。
*NVIDIA Away Mode inf
このデバイスはWinXP Media Centor Editon用なので、ノーマルXPでは不必要なドライバです。ですのでチェックを入れる必要はありません。
*NVIDIA イーサネット ドライバ
#ドライバを入れる前
XP・VISTA:不明なデバイス・イーサネット コントローラ
内蔵GbE(nvLAN)を使用する場合はチェックを入れます。
*NVIDIA ストレージ ドライバ
#IDEモードの場合
IDEモードの場合は標準ドライバで動作するためチェックを入れる必要はありません。なおIDEモード時にチェックを入れてもAHCIモードで動作しません(NCQは使えません)。
●IDEモードからAHCIモードへの切り替えはE7AUMのPart5のこの手順でできました。
#RAIDモードの場合
RAIDモードの場合は必ずチェックを入れます。
#AHCIモードの場合
・XP:必ずチェックを入れます。
・VISTA:お好みでいいでしょう。
(MS標準AHCIドライバで動かしたい場合はチェックなし、NVIDIA製ドライバで動かしたいときはチェックONを)
#XP:F6用ディスケットの作成(MCP7A)
AHCI/RAIDモード時に使用するF6用ドライバディスケットを作成するには、前述のNVIDIA nForce Driver Package(20.09)を使用します。
1:まずこれをダウンロードし、適当なフォルダへ解凍させておきます。
2:空のフロッピーを一枚用意します。
3先ほどのフロッピーへドライバファイル(下記参照)をコピーして完了です。
*「AHCI」モードの場合:「IDE¥WinXP¥sata_ide」フォルダ内のファイル全てをコピー。
*「RAID」モードの場合:「IDE¥WinXP¥sataraid」フォルダ内のファイル全てをコピー。
#VISTA:OSインスコ用ドライバファイル(MCP7A)
VISTAインスコ時にUSBメモリ等に入れて使用するSATA RAID/(AHCI)ドライバファイル郡は下記のとおりです。
*「RAID」モードの場合
VISTA32bit:「IDE¥Winvista¥sataraid」内のファイル全てをコピー。
VISTA64bit:「IDE¥Winvista64¥sataraid」内のファイル全てをコピー。
*(「AHCI」モードの場合)
#MS標準AHCIドライバも使用できるため、特に用意する必要はありません。NVIDIA製AHCIドライバを使いたい方向け。
VISTA32bit:「IDE¥Winvista¥sata_ide」内のファイル全てをコピー。
VISTA64bit:「IDE¥Winvista64¥sata_ide」内のファイル全てをコピー。
#JMB363用F6ディスケットは下をご覧ください。
★オンボードチップのデバイス
・JMB363 PATA/SATA Controller
このデバイスは動作モードによって異なります。
#IDEモードの場合
IDEモードの場合だと標準ドライバで動作するためドライバは不要です。
#RAIDモードの場合
RAIDモードの場合、JMicronから落とせるJMB36X RAID Driverが必要です。
#AHCIモードの場合
XP:RAIDモードと同様、JMicronから落とせるJMB36X RAID Driverが必要です。
VISTA:MS標準AHCIドライバかJMicron製AHCIドライバのどちらを用いても構いません。
*XP:JMB363のモードをAHCI/RAIDにした際の注意点(IDEモード時は関係ありません)
JMB363のモードをAHCI/RAIDにした際で、かつ光学ドライブをJMB363のIDEに接続した際には注意が必要です。JMB363接続のSATA HDDの有無に関わらず、XPをインスコする際にはF6でJMB363のドライバを読ませないとインスコ開始画面の直前で青画面でフリーズします。AHCI/RAIDモード時で例え光学ドライブのみ接続してもF6作業でドライバを読み込ませましょう。
#XP:F6用ディスケットの作成(JMB363)
AHCI/RAID時に用いるF6ディスケットの作成するには、JMB36X RAID Driverを使用します。手順としては、
1、まずはeSATA版かそうでないどちらかをダウンロードします。
2、次に空のフロッピーを1枚用意します。
3、先ほどDLしたドライバを解凍し、その中にある「Floppy32」フォルダ内にある4つのファイル全てをフロッピーへコピーして完了です。
・HD Audio(Realtek ALC888S)
#ドライバを入れる前
XP・VISTA:High Difinition Audio バスのオーディオ デバイス
オンボードHD Audioを使用する際は、Realtekから落とせる「High Definition Audio Codecs Software」を使用します。
#XPの場合
「Windows 2000.XP/2003(32/64Bits) Drive Only」というものを選択します。ZIPとEXEの2形式がありますが、どちらを選んでもかまいません。なおXP SP2までの環境の場合、先にKB888111を当てておきます。
#VISTAの場合
「Vista Driver (32/64 bits) Driver only」を使用します。ZIPとexe形式の二種類ありますがどちらを選んでもかまいません。
・HD Audio(NVIDIA HDMI HD Audio)
#ドライバを入れる前
XP・VISTA:High Difinition Audio バスのオーディオ デバイス
オンボードHDMI HDAudioを使用する場合はNVIDIA HD Audio Driverを使用します。
#XP
http://www.nvidia.com/object/nforce_hdmi_audio_winxp_1.00.0.37.html
#VISTA
32bit:http://www.nvidia.com/object/nforce_vista_1.00.0.37.html
64bit:http://www.nvidia.com/object/nforce_vista64_1.00.0.37.html
全てのデバイスを使用すると、デバイスマネージャ上では↓の様になります(XP:RAIDモード)。
ベンチ等の使用感については続きのPart3へ。

